友人の死を知らずにいた。
0
    今年の一月に73歳で人生を終えたと、喪中はがきが届いた。半年以上も知らずにいたことにショックを隠せない。
    すぐ電話を入れて夫人にわびた。二人して泣いた。ずーとまだ入院退院を繰り返していると思い込んでいた。
     病気が発見され手術を受けたと連絡をいただいた時にお見舞いに行きたいというと「来るな、みすぼらしい姿を見られたくない、元気になったら連絡する」と固く断られてそれっきり。ブログをつづっていたのでそこを覗きに行っていたがそういえば更新がなかなかされないな、具合が悪いのかなと思い、心配はしていたが、まさかあの元気な彼が、こんなに早く別れていくとは思いもよらなかった。私の中では彼の病気と死は結び付かなかった。
     時々どうされているのかと思いだしていただけにショックで。ご夫人がおっしゃるにはとにかく急に容体が悪くなってどこにも連絡ができなかった。と。彼女の悲しさを思うと私たちに喪中のはがきを出すのが精いっぱいだったことだとその悲しみの深さに胸が痛みます。
     若いころ彼女の出自地域が結婚の妨げになり、母親が命を懸けて反対すると言って彼はそのことで大変苦しんでいた。しかし彼はあきらめずに彼女を妻にして、母親も説得されたことを聞いてなんて素敵なカップルだろうと思ったものです。その彼女のいる自宅へ一度はお邪魔をさせていただいた事も懐かしい。
     地域の劇団を運営し、脚本を良く書いて、演出を手掛け上演していた。なかなか観劇に行ってあげられなかったことは今となっては後悔が残ります。もう絶対に彼の演出を見ることはできないのですから。
     安らかに眠ってください。
    | 女性は太陽 | 暮らしの中で | 02:08 | - | - | - | - |